【2024年11月25日更新】
中小企業診断士試験に挑戦しようと思うのですが、取得・登録までには結構お金とかかかるのでしょうか?
中小企業診断士を目指そうと思った場合、資格校・通信講座を受講するケースや独学で突き進む場合など色々選択肢があります。
資格校や通信講座を受講する場合はある程度費用はかかります。自己投資のためと割り切ればそこまで高くないのかも知れませんが、お財布に易しいに越したことはありません。
そこで本記事では中小企業診断士登録までにいくらかかるのか、スムーズに行けばリーズナブルである独学のケース(私の実例)も交えご紹介します。
それでは、どうぞ!
中小企業診断士取得・登録にかかった費用(前提条件)
中小企業診断士取得・登録にかかった費用をご紹介する前に、前提条件(筆者の状況)をお伝えいたします。
- 勉強スタイル:独学。試験勉強中はセミナー、勉強会参加なし
- 勉強期間:1年間(2014年12月~2015年12月)
- 登録方法:実務補習×3回
中小企業診断士になるにはいくつかルートがありますが、私は以下のルートで登録までたどり着きました。
中小企業診断士への登録方法・道のりの詳細は以下の記事をご覧ください。
ありがたいことに中小企業診断士試験を1年間でクリアできたので、独学の中でも低コストではないかと考えています。それでは具体的にいくらかかったのかご紹介します。
中小企業診断士取得・登録にかかった費用(実測値)
では具体的に中小企業診断士取得にかかった費用をご紹介します。費目別ではなく、中小企業診断士試験工程別(1次試験、2次試験、実務補習)にまとめています。
※当時の領収書などは残念ながら残っていないため、現時点の価格でご紹介します。
中小企業診断士1次試験にかかった費用
思った以上に結構かかっていますね・・・。なお内訳は以下です。
- テキスト代
通勤時間をフル活用! 中小企業診断士学習マップ合格法:1,760円(注)
中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト:2,860円×7冊
中小企業診断士 最速合格のための スピード問題集:1,870円×7冊
中小企業診断士 最短合格のための 第1次試験過去問題集:1,760円×6冊
(注:当時の書籍名です。最新版は下記をご確認ください。) - セミナー・勉強会:なし
- TAC1次試験公開模試:7,000円
- 中小企業診断士1次試験受験料:14,500円
テキストは中小企業診断士試験概要把握&勉強用のTACシリーズのテキストです。過去問だけ6冊なのは「中小企業経営・中小企業政策」を購入していないためです。毎年内容が大きく変わるため、過去問が役に立たないと判断しました。
ちなみに以下の本は、通信講座「スタディング」の綾部 貴淑さんの書籍です。今更ですが、私の勉強方法にマインドマップを使った「学習マップ」などが出てくる理由がわかりました・・・。(内容は完全にオリジナルになっちゃってますが笑)
※私の購入したものは2013年度版ですが、現在は2020年に新しいものが発売されているようです。
最新版は当時と書籍名も変わっております。
概要をつかむだけなら書籍ではなく、スタディングの無料講座でもいいかなと思いますので、ご興味ある方はのぞいてみてください。
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セミナーや勉強会には一切参加していないので、費用は0円です。ただし模試に関してはTACのものを1回だけ受けています。
もし費用削減するとしたら
・通勤時間をフル活用!~⇒スタディングの無料講座に
・過去問題集⇒自力で解けそうなものは中小企業診断協会の解答だけで確認
これで最大10,000円ほど浮かすことが可能です。ただし、中小企業診断士1次試験の過去問は、買わない事による費用対効果があまり高くないので、素直に買ってしまっても良さそうです。なぜその答えになるのか分からず、考えている時間の方がもったいないですからね!
中小企業診断士2次試験にかかった費用
内訳はこちら
- テキスト代
ふぞろいな合格答案(最新刊):2,860円
ふぞろいな答案分析:2,640円
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ:3,630円×2冊
中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識:3,300円
中小企業診断士 最短合格のための 第2次試験過去問題集:3,410円
中小企業診断士 集中特訓 財務・会計 計算問題集:2,800円 - セミナー・勉強会:なし
- 中小企業診断士2次試験模試:なし(受験せず)
- 中小企業診断士2次試験受験料:17,800円
中小企業診断士1次試験よりも合計金額は少なくなりました。またテキストの内、「全ノウハウ」は1冊でよく、「最短合格のための・・・(TAC過去問)」は正直私には不要だったため、6,600円は浮かすことが可能です。
理由に関しましては中小企業診断士2次試験のテキスト記事をご確認ください。
また中小企業診断士2次試験についてはセミナーや勉強会だけでなく、模試すら受けていない引きこもりモードでした。
※【ご参考】中小企業診断士2次試験模試を受けなかった理由
中小企業診断士実務補習にかかった費用
中小企業診断士実務補習は驚愕のお値段!! 以下内訳です。
- 参考書代
コンサルタントのフレームワーク:2,200円 - 実務補習受講費用:60,000円×初回+59,300円×2回分
- 実務補習にかかる経費もろもろ:5,000円
実務補習が1回60,000円と衝撃の価格です。その他にも交通費やレポート印刷費などの経費がかかります。また費用と考えるかは人それぞれですが、懇親会が結構な頻度で開催されます笑
(現在はコロナウィルス対策のため懇親会開催は自粛されている感じですかね・・・)
また、私は仕事などで1度もコンサル経験がなかったため、参考書として「コンサルタントのフレームワーク」も購入しました。中小企業診断士1次試験や2次試験の知識がコンサルの流れと共にまとまっているので非常にわかりやすかったです。中小企業診断士の方が著者であることもポイントですね!
また、実務補習を受けない方法もあります。自社のコンサルや知り合い企業の助言業務をすることで実務補習の代わりにもなったりしますので、やろうと思えばここの費用自体を浮かせることもあります。
いろいろメリット・デメリットもありますので、以下の記事を参考にしていただければと思います。
中小企業診断士取得・登録にかかった費用の総額!
・1次試験:66,930円
・2次試験:40,070円
・実務補習:185,800円
中小企業診断士の独学、1年のケースでの総費用は30万円弱といったところです。節約できる部分はありますが、試験後の実務補習の負担が大きいですね。。。
私の場合、ありがたいことに中小企業診断士資格の褒賞金として会社から20万円頂くことができましたので、実質10万円程度で資格取得できました。
もし試験合格までに、資格校などに通う場合はもう少し費用がかかります。なお、中小企業診断士1次試験合格後に養成課程を目指す方は学費が200万円程度かかります・・・。
まとめ
本記事では中小企業診断士取得・登録にかかる費用について、独学勉強だった私の例をあげてご紹介しました。あくまで一例ではありますが、独学でチャレンジしようという方の参考になれば幸いです。
初期投資金額が低いからといって、独学勉強に向いていない方が無理をしてしまうと、資格校や通信講座に通うよりも費用がかかってしまう恐れもあります。どのような方が独学に向いているのか記事にまとめているので、ご参考にしていただければ幸いです!
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年5月8日(金) 勉強開始から「152日目」
・勉強時間:4.0H
・トータル:672.5H
・勉強内容:企業経営理論、過去問平成26年度+平成25年度
中小企業診断士1次試験、2次試験、実務補習関連の記事はこちら!
>>中小企業診断士 『1次試験』関連情報
>>中小企業診断士 『2次試験』関連情報
>>中小企業診断士 『実務補習・実務従事』関連情報
中小企業診断士登録後の活動はこちら!
>>中小企業診断士登録後の活動情報(資格更新・支援活動)
勉強の息抜きにはこちらを^^
>>中小企業診断士試験の息抜きに! 雑記まとめページ
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