中小企業診断士1次試験 独学者が実践した勉強方法

中小企業診断士1次試験 独学者が実践した勉強方法1次試験
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【2020年12月20日更新】

中小企業診断士1次試験は初チャレンジ。どうやって勉強するのがいいのかな。いきなり予備校に入るのもなぁ・・・

中小企業診断士になるには色々なルートがありますが、どのルートでも必須になるのが中小企業診断士1次試験です。まずはこれを攻略しないことには次のステージに進めません。

そこで本記事では私自身が実践した中小企業診断士1次試験、独学での勉強方法をご紹介します。テキストや詳細な勉強サイクルもお伝えしますので、初めて挑戦する方や、独学にするか資格校に通うか判断に迷っている方などの参考になれば幸いです。

それでは、どうぞ!

独学者Azの1次試験勉強法(はじめに)

本記事でご紹介する勉強方法は、中小企業診断士試験初チャレンジ、独学、テキストを利用したものです。

勉強方法は十人十色、自分に合う合わない色々あると思います。自分自身で考えてみたり、他の方の方法をまねたり、パクったり、一工夫するなどして、自分にしっくりくるスタイル確立することが重要です。

そんな勉強方法確立の参考として、少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです!

中小企業診断士1次試験のテキスト(選び方)

まず、本題に入る前に注意事項をお伝えします。

私が中小企業診断士試験を受験したのは2015年です。現在ではスマホなどでスキマ時間に学習できるコンテンツが非常に増えてきました。正直自分も驚くくらいに価格も安く、安定した内容になっています。

それでも「勉強はテキスト派」、「動画だと結局聞き流してしまう」、「自分独自の進め方をしたい」などの方は、私のスタイルが近いため参考になると思います!

前置きが長くなりましたが、私が中小企業診断士1次試験で利用したテキストと選定理由をお伝えします。

最速合格のためのスピードテキスト
最速合格のためのスピード問題集
最速合格のための 第1次試験過去問題集 (いずれもTAC)

言わずと知れたTACのスピードテキストシリーズです。現在も中小企業診断士テキストの中ではシェアNo.1のようですね。

当時、私がスピードテキストを選んだ理由は以下です。

  • 大手&実績があるテキストだから
    →試験で出るべき所はまぁ外さないだろう・・・
  • 通信講座もやっている
    →実際の受験者からのフィードバックもテキストに反映されているだろう・・・

これ以外のテキストは利用していません。各科目を深く勉強しようとして参考書を揃えたくなる方もいらっしゃいますが、中小企業診断士試験では逆効果だと思います。あくまで現時点では試験に受かるための勉強と割り切り、出るところを徹底的に勉強する方が圧倒的に投資対効果が高いです。周辺知識を吸収するのは合格後でも遅くないですしね!

もし2度目のチャレンジであっても、「経営情報システム」、「経営法務」、「中小企業経営・中小企業政策」は中身が変わる科目ですので、お金はかかりますが、買い直すか変更点に注意して勉強してくださいね。

また、私は「最速合格のための 第1次試験過去問題集」も購入しています。中小企業診断士1次試験の過去問は診断士協会のページでも無料で閲覧可能です。ただし解答方法がわからなければ独学では迷宮入り。調査する時間がもったいないので購入しました。ここはご自身のお財布事情や勉強スタイルと相談いただければと思います。

1点だけ注意なのが、過去問の「中小企業経営・中小企業政策」です。

これは正直なところ購入不要です。毎年がらりと中身が変わりますので必要ないと思います。WEB上で出題傾向だけは把握しておけば十分です。
※「スピード問題集」のほうは、TACが今年の予想問題として作成しているので購入しても大丈夫です。というより、結構当たってたりするので、おすすめです!

ご紹介したTACスピードテキスト(2021年最新版)

これ以外にも、「みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書・問題集セット」「TBC 速修テキストシリーズ」もあります。

前者はテキスト・問題集が計4冊(かなり厚い本です)でカラーイラストで各科目コンパクトにまとまっています。後者はテキスト部分と問題集部分が科目毎に1冊にまとまっています。動画も見れるのが合間時間の勉強には良いかもしれませんね。

ぜひご自身に合うものを選んでいただければと思います。

中小企業診断士1次試験の勉強の流れ・プロセス

中小企業診断士1次試験の学習の全体像(2つのループ)をご紹介します。

中小企業診断士1次試験学習ループ

1.テキスト章単位のループ

こちらはTACのテキストの章ごとに、新たな学習範囲を開拓するループです。

テキストの読み込み

まずTACのスピードテキストを用いて、章ごとに読み込みを開始します。学習最初の「インプット」作業です。章ごとというのは、例えば「企業経営理論ー経営戦略ー企業活動概論」といったTACが区分けしている単位です。

詳細理解は次の学習マップ作成時に行うので、まずはさらりと内容を読んでいきます。どこでもできるので、私は主に通勤の時間(強制2時間)にこの作業を行っていました。

学習マップの作成(マインドマップ)

続いては、読み込んだテキストをもとに学習マップを作成していく工程です。これは「インプット情報の整理」作業です。

学習マップとは、テキストで学んだ内容をマインドマップツールを用いて自分の中で体系化したものです(勝手にそう呼んでいるだけです)。なぜマインドマップを用いたか、理由は以下の通りです。

  • 自分自身で手を動かすことで記憶定着
  • マップ状にすることで記憶を呼び起こしやすい
  • 関連知識など、自分自身の覚えやすい体系にまとめる事ができる
  • 切り貼りが自由で、加工がしやすい
  • 子ツリー、孫ツリーを非表示にすることで暗記具合を確認できる
  • 問題集や過去問で間違った知識を追加したり、目立たせやすい

このように、記憶定着という側面や、切り貼り自由・非表示機能など勉強効率アップの面などメリットがありました。

私が利用していたのは無料ツールの「FreeMind」でしたが、マインドマップを作ることができれば特に何でも良いいです。現在では様々なマインドマップ作成ツールがあります。色々比較してくれてるサイト様も多いので、しっくりくるものを探して見てくださいね。

ライティングに役立つ!無料のおすすめマインドマップツール12選
マインドマップ作成ソフト比較9選 | 有料・無料ツールおすすめを紹介  など

一部ではありますが、作成していた学習マップをご紹介します(テキストの内容が含まれてしまうので、本当に一部です。すみません。)

学習マップサンプル1 全体像

中小企業診断士1次試験学習マップサンプル

学習マップサンプル2 詳細

中小企業診断士1次試験学習マップサンプル詳細
該当する問題集にチャレンジ

学習マップでのインプット情報の整理が終わったら、スピード問題集を使って「アウトプット」作業を行います。テキストを読むだけよりも学習マップ作成で知識は定着していますが、やはり重要なのはアウトプットです。

スピード問題集を使えばテキストとの対応関係も明確なので、復習しやすいです。中小企業診断士1次試験の過去問だと、どこが該当するのかわかりにくいため、時間を無駄にしてしまします。

もし問題集で間違ったところがあればマークをつけておきましょう! 今後繰り返し問題集を解くなかで、間違いが重なったポイントは「自身の弱点」となります。学習マップに反映したり、直前期の復習時に再確認しましょう。

更に自分は「失敗ノート」を作っていました。何の変哲も無いエクセルシートです。いつ、なぜ間違えたかをメモすると共に、最後の列には再発防止策(若干学習マップを修正したものが多いのですが、気にしないでください)も記載していました。
※問題番号は2015年度のTAC問題集の番号です。

中小企業診断士1次試験失敗ノートサンプル

TAC最新問題集(2021年最新版)

次の章へ

一連のインプット~アウトプットまでの作業が終われば次の章に進み、上記のループを繰り返します。テキストの節目に到達したときや、勉強に間が空いてしまう場合は、問題集=アウトプット作業を繰り返し、忘却曲線に抗っていきましょう!

2.科目単位のループ

続いては科目単位の少し大きなループを説明します。

ここまで章単位の小さなループを繰り返し、1科目を最後まで突き進んできたと思います。ここまで来たら一旦通しで、その科目を振り返ります。

振り返りは問題集で実施します。合間に復習ができていればいいのですが、どうしても初期の方の知識が抜けてしまいます。それを思い起こし、記憶に定着させるためにも、通しで問題集を総復習していました。

総復習の中で間違えた問題や、重要と思ったところは学習マップに反映させます。問題集を用いているので、テキストとの対応関係も明確で、反映すべき学習マップの箇所が特定しやすいです。

反映すべきポイントは問題の正解だけで無く、間違いの選択肢の中にも含まれている可能性があるため、全体を確認する事がポイントになります。

この総復習の段階で「過去問」にはチャレンジしていません。理由は次の項目でご説明します。

総復習が完了したら次の教科に進みます。まずは章ごとの小さなループを積み重ね、科目の総復習を行います。この時、2科目目であれば、1科目目+2科目目。5科目目であれば、1~4科目も合わせて総復習します。実施理由はやはり記憶の定着です。とにかくアウトプットによって記憶に定着させましょう。

ここまで進めてくれば7科目のテキスト、問題集が一通り完了しています。タイムスケジュールの参考として、自身の学習ループの例をお伝えします。

  • 12月11日~12月27日:企業経営理論ループ完了
  • 12月28日~1月14日:財務・会計ループ完了
  • 1月15日~2月3日:運営管理ループ完了
  • 2月4日~2月21日: 経営情報システムループ完了
  • 2月22日~3月11日: 経済学・経済政策 ループ完了
  • 3月12日~3月31日:経営法務ループ完了
  • 4月1日~4月16日: 中小企業経営・中小企業政策 ループ完了

各ループには学習済み科目の総復習も含まれています。開始タイミングが少し遅かったため、多少無理もしましたが、4ヶ月ちょっとで全科目のループを完了させました。

なぜこの順番で勉強したか、また勉強時間の確保のため科目免除を考えている方は、それぞれ以下の記事を参考にしていただければと思います。

また、詳細な勉強時間を分析した記事と1ヶ月毎の内容を整理した記事もありますので、こんなことしていたんだなといった感じで眺めていただければと思います。

3.過去問へのチャレンジ

中小企業診断士過去問のチャレンジタイミングに関しては、色々意見もあると思いますが、私は学習ループ完了後に始めました。スケジュールで言うと4月17日からということになります。

過去問をこのタイミングで実施した理由は以下の通りです。

  • 学習ループの中で過去問まで解くと後半教科の時間確保が難しくなる
  • 過去問の難易度は問題集(TAC)に比べて難しい

1つ目の理由に関しては、初めての中小企業診断士チャレンジ、しかも独学だったため、過去問までやっていると後半の科目が尻すぼみになる可能性があると判断したためです。結果的に時間は十分確保できましたが、取りあえず「全教科の知識はある状態」になることで自信や安心感にもつながります。

2つ目の理由が過去問の難易度です。TACさんの優しさ?なのか問題集は過去問よりもわかりやすくできています。アウトプットは大事で、早めに過去問に触れておくというのも重要とは思います。ですが、初学者がいきなり難易度の高い過去問にチャレンジして自信を失うことや、想定以上に1科目に時間を掛けてしまう方が危険だと思います。

小さな成功を積み上げながら学習を継続する意味でも、過去問へのチャレンジは最後に取っておくのも1つの手です。

ちなみに解いたのは過去5年分(TAC掲載分)のみです。幅を広げるよりも繰り返しで定着を図った方が有効と考えます。すべての科目で満点取る必要は無い試験ですので、確実に取れる問題を増やし、合格圏への到達を優先しましょう!

タイムスケジュールとしては、少しだけ中小企業診断士2次試験の概要把握(勉強はしていません)も実施しましたが、7月4日・5日に開催された模試開始までの約3ヶ月、みっちり繰り返し問題を解きました。

TAC最新過去問題集(2021年最新版)

中小企業診断士1次公開模試へのチャレンジ

勉強結果の最後の軌道修正、準備の一環としてTACの中小企業診断士1次公開模試にチャレンジしました。

TACの予備校や通信講座などに通っていれば複数回実施していると思いますが、独学者、特に初学者にとっては、中小企業診断士1次試験の本番の雰囲気を体験するためにも、模試だけは受験しましょう。

模試は自宅でも受講できますが、可能であれば会場で受けましょう。当日の疲れ具合や、ご飯を食べるタイミングなどシミュレーションになります。昨今のご時世で会場受験が難しい場合でも、自宅の部屋にこもるなどして、なるべく本番を想定して挑んでみてください。

複数回受ける必要は正直無いと思います。私自身はTACの公開模試だけ受験しました。TACを選んだ理由は受講人数が多いことです。受講者が多いと言うことは、TAC側も威信をかけて予想問題を作ってきますし(宣伝のため。特に2次試験組獲得)、相対的な自分自身の立ち位置も把握可能です。

中小企業診断士1次試験の模試については、以下の記事にまとめたので参考にしていただければ幸いです。

中小企業診断士1次試験 最後の調整

模試受験後は、問題集や過去問と同様に、模試の内容も重要と思った内容は学習マップなどに反映させながら、中小企業診断士1次試験最後の調整を行いました。

また、この最後の1ヶ月間では試験当日に持って行くキーポイントだけまとめた「ラストペーパー」を作成しました。

試験当日にテキストや問題集、マインドマップすべてを印刷して持って行くのは負担になりますし、不安を煽るだけになります。最後はこれまでの自分を信じて、全力で打ち倒してきましょう!

ラストペーパーサンプル

中小企業診断士1次試験ラストペーパーサンプル

中小企業診断士1次試験のラストペーパーの記事をまとめました。よろしければ合わせてご覧ください。

まとめ

本記事では私自身が実践した中小企業診断士1次試験、独学での勉強方法をご紹介しました。

自分自身大ざっぱな性格の割には、結構細かいことしていたんだな~と感心しています(笑) そのおかげでマインドマップや失敗ノート、ラストペーパーを共有できたので、結果的には良かったですね。

冒頭でもお伝えしたとおり、勉強方法は千差万別です。上記の通りにやることが正解では決してありません。ただ、人のやり方でも少しでも参考になりそう、自分に合いそうと思ったら取り込んでみてください。

パクり上等!、模倣上等!、工夫上等!の気持ちで勉強スタイルを確立してくださいね。

それでは、また!

本記事でご紹介したTACテキスト類【2021年度最新版】

【関連記事】

おまけ(学習記録)

記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。

・日時  :2015年1月25日(日)  勉強開始から「49日目」
・勉強時間:4.0H
・トータル:219.0H
・勉強内容:運営管理、店舗管理3章読込+学習マップ(店舗3章)作成

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