【2024年10月9日更新】
中小企業診断士2次試験の独学者・初学者向けに「全ノウハウ」を勧めていましたが理由や具体的な使い方を教えてください!
中小企業診断士2次試験の合格に必要なテキストとして「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」という書籍を本ブログでご紹介しました(※)。
こちらは2次試験の独学者・初学者に必須といえる「ふぞろいな合格答案」の不足部分を補い、相乗効果を生み出してくれる一冊です。
本記事では「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」の 活用方法をメリットとともにご紹介していきます。
それでは、どうぞ!
準備は抜かりなく!
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「全ノウハウ」とは?
「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」は同友館から出版されている書籍です。
最新2年分の試験問題を題材に、問題の具体的な解き方、事例毎の攻略方法や出題傾向・予測などが掲載されています。
こちらですね!(2024年版の最新版も7月1日に発売開始です!)
中小企業診断士2次試験の独学者・初学者にとって、問題の解き方・セオリー、80分間のタイムマネジメントといった解答プロセスの構築は2次試験攻略において非常に重要です。それを学ぶことができる「全ノウハウ」は非常に有効な一冊となっています。
「全ノウハウ」の使い方
「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」の具体的な使い方について5つほどご紹介していきます。
2.中小企業診断士2次試験のイメージトレーニングに活用せよ!
3.設問の攻略パターンの学習に活用せよ!
4.中小企業診断士2次試験の出題傾向を確認せよ!
5.中小企業診断士 口述試験対策にも活用せよ!
1.中小企業診断士2次試験の解答プロセス構築に活用せよ!
「ふぞろいな合格答案」の記事でも記載していますが、中小企業診断士2次試験の独学者・初学者にとって解答プロセスを構築することが2次試験攻略の何よりの鍵となります。
「ふぞろいな合格答案」では数名の解答プロセスが示されていますが、「全ノウハウ」では解答プロセスがなぜこのようになっているのか理由も含めて書かれています。
例えば、問題の概要を把握した後は、「設問を先に読む」とありますが、なぜ設問を先に読むべきかが具体例とともに示されています。
さらに一歩踏み込んで「設問でこう問われたら、このような切り口で」、「こんなワードが出てきたら与件分ではこんなキーワードが出る可能性が高い」など、より実践的な内容も示されています。
これにより「設問は何分で読む」といった内容に根拠があり、提示される解答プロセスの信憑性も増しています。この根拠つきの解答プロセスを基に、自分自身の解答プロセスを構築できることが「全ノウハウ」の強みです。
※中小企業診断士2次試験の解答プロセスについてはこちらをご覧ください。
2.中小企業診断士2次試験のイメージトレーニングに活用せよ!
独学者・初学者にとっては、中小企業診断士2次試験を事前に経験できるのは模試くらいなものです。その少ない経験を補うことができるのが「全ノウハウ」です。
例えば、「本番で見たことがない問題が出てきて、頭が真っ白になったら」とか、「残り数分で解答を修正する際は」など、実際の受験生が体験するだろうシーンへの対処方法が書かれています。
また、中小企業診断士2次試験の問題用紙はカバー表紙を取ると本番中に活用可能なB4のメモ用紙ができあがります。※試験ページからダウンロードしたものには余白はありませんが、本番の試験用紙には存在しています。
もし何も知らずに挑んでいた場合は「あれ、なんか用紙を破く音が聞こえる!?」といった感じで混乱もしますし、メモ用紙活用のアドバンテージも失います。
※ちなみに情報処理上位試験の論文問題でこれやるとアウトです。問題の注意書きはしっかり読んでくださいね。いつ禁止になるかわかりませんので・・・。
これ以外にも「本番時の持ち物」や「合格者のQ&A」など、中小企業診断士2次試験に挑む方々の不安を解消してくれる内容が詰まっています。これを読み、イメージトレーニングや混乱時の対象方法を事前に検討しておけば、本番時の安心材料になります。
3.設問の攻略パターンの学習に活用せよ!
中小企業診断士2次試験は単に思いついただけの施策や対策を提案する試験ではありません。問題に対して王道の解答(対策)が存在します。
試験という側面で考えても、解答が収束しなければ採点する側も困ります。与件分の情報をもとにコンサルタントとしての提案セオリーを使って解答すれば、一定の解答に収まるようにできています。
この「全ノウハウ」では事例ごとの王道パターンや解答セオリーが細かくまとめられています。
書籍をそのままお見せできませんが、私が作ったラストペーパー(試験日に持って行くシートのこと)の一部をお見せします。
このように解答セオリーをまとめてくれているのが「全ノウハウ」の強みです。
「ふぞろいな合格答案」の場合は、受験者の解答から積み上げてまとめたボトムアップ型の内容です。一方でセオリーなどの基礎を学べる「全ノウハウ」も活用すれば、基本と実践どちらも学ぶことができ、相乗効果が生まれます。
※ご参考:中小企業診断士2次試験のラストペーパー
4.中小企業診断士2次試験の出題傾向を確認せよ!
「全ノウハウ」ではこれまでの中小企業診断士2次試験の出題傾向を分析し、事例毎にまとめてくれています。
繰り返し出題されるテーマを把握・勉強するのはもちろんですが、1回しか出ない問題を知ることも重要です。
勉強範囲を絞ることにも使えますが、1回しか出ない問題=「初出題で会場が混乱した問題」と言えますので、「過去にはこのような揺さぶりを掛けてくるんだ。もし本番時来ても驚かずに無視しよう!」といった心の準備もできます。
一応「来年のテーマ予測」などもありますが、これは信じすぎないように(笑)
5.中小企業診断士 口述試験対策にも活用せよ!
中小企業診断士2次試験の口述試験は、ほぼ通過できる試験と言われていても、いざとなると不安になります。しかも落とし穴もあったりします※。
この「全ノウハウ」では、口述試験でどのようなことが質問されるかなどもまとめられています。筆記試験合格発表から1週間しかないので、最後の最後まで非常に役に立ちます。
※ご参考:中小企業診断士 口述試験の概要と難易度について
「全ノウハウ」の購入タイミング
「全ノウハウ」は毎年7月中旬ごろに最新刊が発売されています。最新刊では、事例分析が更新されるのと最新の試験内容が反映されます。
ただ自分は2次試験の概要を知るために、前年度版を5月に購入しました。1次試験の勉強が1周し、少し余力ができたタイミングです。
結論から言うと、このタイミングで購入しても問題ないです。私がもっとも重要視していたのが「解答プロセスの確立」「イメトレ」「セオリーの学習」でしたので、こちらは1年前のものでも何の問題もありませんでした。
一応最新版も買ってみましたがそれほど変わりませんでした。3000円が・・・。
「全ノウハウ」は2次試験の辞書的な位置づけかなと感じていますので、勉強時間に余力のある方は前年度版を購入してしまっても大丈夫です。
とはいえ「ふぞろいな合格答案」と異なり、売切れの心配はない?のでゆっくり購入をご検討されても大丈夫です。ご安心ください!
<2024年度最新版も7月1日に発売開始しています!>
まとめ
本記事では「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」の使い方とメリットについてご紹介してきました。
「ふぞろいな合格答案」よりは重要度は下がりますが、独学者・初学者に取っては間違いなく役に立つ1冊です。
「全ノウハウ」で基本的な2次試験の土台を築き、実践的な「ふぞろいな合格答案」で鍛えることで相乗効果もばっちりです。ぜひ「全ノウハウ」も揃えて2次試験攻略に挑んでいただければと思います!
「全ノウハウ」の相棒とも言える「全知識(中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識)」も紹介していますので気になる方は参考記事からどうぞ!
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年2月15日(日) 勉強開始から「70日目」
・勉強時間:3.5H
・トータル:304.5H
・勉強内容:経営情報システム問題集135問目
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