中小企業診断士2次試験 独学者が実践したスキマ時間勉強法

中小企業診断士2次試験 独学者が実践したスキマ時間勉強法2次試験
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【2021年6月13日更新】

中小企業診断士2次試験の勉強を始めたけど、平日はあまり時間取れない。何か良い方法はないものか?

中小企業診断士2次試験の筆記試験は、80分間の文字通り筆記形式の試験です。

1次試験の時はマークシート形式なので、通勤のスキマ時間などを利用して少しずつ勉強を進めることもできたかと思いますが、2次試験ではなかなか難しいですよね。コロナ対策でテレワークが増えてきているものの未だに通勤が多く、また自宅でもまとまった時間などが取れないことも多いと思います。

そこで本記事では私が実践したスキマ時間でもできる中小企業診断士2次試験の勉強方法をお伝えします。

それでは、どうぞ!

診断士2次試験 スキマ時間でも訓練可能なプロセス

具体的なスキマ時間の活用方法ご紹介に入る前に、中小企業診断士2次試験筆記の解答プロセスを確認しながらスキマ時間でも訓練可能なプロセスを検討していきます。

一般的に中小企業診断士2次試験筆記試験の解答の流れは以下です。

1.理解パート:与件文の理解、設問の理解
2.構築パート:与件文と設問文対応付け~骨子作成
3.記載パート:答案用紙に解答記入

このうち、スキマ時間に向いているのは「理解パート」と「構築パート」です。

「記載パート」の練習も例えば会社勤めの方であれば、始業前や昼休みならなんとかなりますが、通勤中を想定した場合は少し難しいと考えています。また「記載パート」の練習は実際に手を動かして訓練するのが一番です。

では 「理解パート」と「構築パート」 の具体的な勉強方法について紹介していきます。

なお、本記事でご紹介するスキマ時間勉強方法は、私の解答プロセス(80分の使い方)に連動するため、以下の記事も合わせてお読みいただけるとより理解できるかと考えております。

参考:最終的にたどり着いた中小企業診断士2次試験の解答プロセス

中小企業診断士2次試験の解答プロセス

診断士2次試験 スキマ時間を活用した勉強方法

診断士2次試験 スキマ時間を活用した勉強方法

中小企業診断士2次試験筆記に向けて私が実践したスキマ時間勉強方法を5つご紹介します。

  • 設問把握訓練(理解パート)
  • 与件文読込訓練(理解パート)
  • 段落対応訓練(理解&構築パート)
  • 骨子構築訓練(構築パート)
  • 事例Ⅳ計算訓練(番外編)

設問把握訓練(理解パート)

まずご紹介するのが「設問把握訓練」です。これは「理解パート」の訓練で、私の解答プロセスからすると2項目の「設問把握」に対応します。

【必要なもの】
 ・2次試験過去問
 ・メモ帳(なくてもよい)

【具体的方法】
 ・2次試験過去問の設問文を読む
 ・設問で問われている内容は何か、条件は何かをもれなく確認する
 ・(必要に応じて)メモ帳に上記を記載する
 ・設問で活用できそうな知識やセオリーを設問に書き込む
  e.g.生産性の改善→段取り見直し、ボトルネック、標準化等

【訓練効果】
 ・設問理解力の向上(読み間違い、条件漏れ防止)
 ・知識定着度合いの確認

この訓練では、中小企業診断士2次試験の設問文をひたすら読んで、問われている事を理解する訓練です。スマホ片手でできます。

中小企業診断士の2次試験筆記では「設問で問われていることに、問われた条件で回答する」という当たり前が崩れてしまい事故死するケースが後を絶ちません。そんな事故死を防止するためにも、設問を理解する訓練を行います。

ここでは与件文を読む必要はありません。ひたすら設問と向き合います。

ただし設問に使えそうな知識を思い起こす訓練も合わせて行います。「人事組織の問題が問われたら、こんな材料が使えそう」とか「流通で店舗の商品配置が問われたら、こんな材料」といった感じで、設問に対応した知識を思い出せるか確認しておきます。

本番時は知識すべてを設問に書き込む必要はありませんが、与件文を読むときのキーワード発見の手助けになったり、提案系の設問を書く際のネタにもなります。

訓練効果を高めるためにも、予め2次試験の鉄板知識をまとめておくことが重要です。そんなときは「中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識の使い方」が利用できるので、参考にしてみてくださいね。

最新は2020年度版です。2021年度版は6月28日に発売予定です!(予約開始)

使い方もまとめています。よろしければぜひ!

与件文読込訓練(理解パート)

続いてが「与件文読込訓練」です。これは「理解パート」の訓練で、私の解答プロセスからすると1&3項目の「概要把握」、「与件把握」に対応します。

【必要なもの】
 ・2次試験過去問
 ・メモ帳(なくてもよい)

【具体的方法】
 ・2次試験の与件文を読む
 ・(必要に応じて)キーワードや課題、怪しい箇所をメモする

【訓練効果】
 ・2次試験の与件文に慣れる
 ・キーワードや怪しい箇所(設問に使用されそうな箇所)のピックアップ力向上

この訓練は、単純に中小企業診断士2次試験の与件文をひたすら読む訓練です。

訓練効果にも記載したように、2次試験の与件文に繰り返し触れることで、与件文に慣れることや隠されたキーワード・重要ポイントなどをピックアップする力を高めることが可能です。

また与件文を読みながら、「企業がどんな経営をしているか、問題や課題は何か、こんな提案をすれば解決に向かいそうだな」といった想像力を膨らませることも重要です。

中小企業診断士2次試験では実際の企業診断のシミュレーションをしているようなものなので、与件文からしっかりと診断先の企業の状況を把握し、それを踏まえた解答(助言)を行うことが合格の鍵です。

そのためにもこの訓練で与件文把握力を向上させましょう。この方法はまだ与件文読込みとしてはレベル1です。慣れてきたら次の「段落対応訓練」に移ります。

段落対応訓練(理解&構築パート)

これまでの2つの訓練を前提とした訓練が、この「段落対応訓練」です。これは「理解&構築パート」の訓練で、私の解答プロセスからすると3項目の「与件把握、段落対応」に対応します。

【必要なもの】
 ・2次試験過去問
 ・メモ帳
 ・予め作成した与件文と設問の対応付け案

【具体的方法】
 ・2次試験の設問を読む&理解する
 ・2次試験の与件文を読む
 ・与件文の中からキーワードを各設問に対応づける
 ・もれなく対応させることができたか確認する

【訓練効果】
 ・設問把握訓練&与件文読込訓練の効果
 ・設問と与件文の対応付け力向上

これまでの訓練は「理解パート」の訓練でしたが、このパートから「構築パート」の訓練です。スマホで行っていましたが、若干タブ切り替えなどが面倒でした・・・。

ここでは、与件文に出てくるキーワードや要素をチェックし、メモ帳機能などを利用して各設問に配置していきます。「Aというワードは第2問の設問2に使う」とか「第4段落はそのまま第3問の設問1に利用できる」といった感じです。

予め解答を作っておき、スキマ時間で訓練、時間が取れるところで解答と比較して、必要なキーワードを抽出できたか、適切な問題に対応付けできたか振り返ります。

解答案を作る際には「ふぞろいな合格答案」を利用すると良いと思います。2次試験の再現答案を分析し、必要なキーワードをまとめてくれている書籍です。2次試験受験者(特に独学者)には必須の名著です。

購入の際にはいくつか注意点もありますので、以下の記事を参考にしていただければと思います。

なお、私の活用していた資材も本ブログにて公開しておりますので、本記事最後の関連記事リンクから飛んでいただければと思います。

骨子構築訓練(構築パート)

次にご紹介するのが「骨子構築訓練」です。これは「構築パート」の訓練で、私の解答プロセスからすると4項目の「骨子検討」に対応します。

【必要なもの】
 ・予め作成した与件文と設問の対応付け案(段落対応訓練で使用したもの)
 ・メモ帳(なくてもよい)

【具体的方法】
 ・予め作成した与件文と設問の対応付け案をもとに骨子を作成する
 ・(必要に応じて)検討した骨子をメモ帳に記載する

【訓練効果】
 ・論点整理力の向上

ここでは実際に解答を書き出す前の「骨子検討」プロセスを練習する訓練です。

もしかしたら解答プロセス(80分の使い方)次第では、このプロセスを省略し、そのまま解答欄を書き始める方もいらっしゃるかと思います。

ただし、すぐに解答用紙に書き出す前に「どんな内容をどの順番で書くか」、「足りない要素はないか」、「文字数は指定数に収まりそうか」を確認した方が効率的であると考えています。

その意味で設けているのが「骨子検討」のプロセスであり、この訓練ではそれを練習するものです。1つ前の「段落対応訓練」で作成しておいた解答案を使って、「こんなことをこんな順番で解答に盛り込もう」といった感じで整理する練習です。

例えばこんな感じです。

平成26年度事例Ⅰ第1問

A社は、小規模ながら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。

対応キーワード

5.技術革新のスピードが速く、製品ライフサイクルが短い→提案し続けなければ取引が駄目に
11.公的助成金の提供
※番号は段落番号(ずれていたらすみません)

ロジック・骨子案

・技術革新のスピードが速い、製品ライフサイクル短縮化→共同研究で新技術・新製品提案で差別化していく
・公的助成金を得る→研究開発費のねん出がしやすくなる

また冒頭では、「記載パート」の練習はスキマ時間では厳しいと言いましたが、この解答骨子案(上表一番右)から指定数の文字数で解答を作る練習は可能です。器用な方はぜひ実施してみてください!

事例Ⅳ計算訓練(番外編)

解答プロセスからは外れますが、スキマ時間を利用した事例Ⅳの計算訓練もおすすめです

【必要なもの】
 ・2次試験過去問
 ・電卓

【具体的方法】
 ・ひたすら計算練習

【訓練効果】
 ・計算力の向上

さすがに通勤中の実施は難しいかも知れませんが、まとまった時間が取れないときでも実施可能な訓練です。

事例Ⅳはしっかり勉強しておけば中小企業診断士2次試験の平均点を引き上げてくれる救いの神ともなります。そのため、少しでも時間があれば計算問題にチャレンジしてみてくださいね。

診断士2次試験 スキマ時間勉強方法の活用資材

診断士2次試験 スキマ時間勉強方法の活用資材

まずなんと言っても不可欠なのが中小企業診断士2次試験筆記の過去問データです。必要な分をスマホやタブレットにぶち込みましょう!

>>中小企業診断協会 中小企業診断士試験問題ページ

続いてが「段落対応訓練」や「骨子構築訓練」で利用する解答案をまとめたものです。

平成26年~平成22年の5年分のキーワードと設問の対応関係や骨子作成案をまとめた資料を公開しています。

こちら容量が大きくなりすぎることから各事例毎のページを作成していますので、関連記事から飛んでみてください。ちなみに事例Ⅰ~Ⅲのみです。事例Ⅳに関しては計算問題が主になりますので、未作成です。

まとめ

本記事では中小企業診断士2次試験におけるスキマ時間でも実施可能な勉強方法をご紹介しました。

2次試験と聞くと、どっしり腰を構えて勉強しなくてはならないイメージが強いと思いますが、スキマ時間を活用しないのはもったいないです。

解答プロセスを分解すればスキマ時間も活用可能です。私も通勤時間が往復2時間以上あったため、今回ご紹介した方法を使って勉強を進めていました。そして家で振り返りや、80分を使った過去問練習を実施するという、すみ分け勉強を行っていました。

スキマ時間を活用した勉強方法では、特に自分の弱点とするパート(自分は構築パート)の練習を繰り返すことで、能力底上げを図ることができ、各パートに使う時間の短縮化も図れるなどメリット満載です。

ぜひスキマ時間を味方につけて合格を勝ち取ってくださいね!

それでは、また!

【関連記事】

おまけ(学習記録)

記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。

・日時  :2015年3月3日(火)  勉強開始から「86日目」
・勉強時間:4.0H
・トータル:372.0H
・勉強内容:経済学・経済政策7,8章読込+学習マップ(7,8章)作成+経済学・経済政策問題集96問目

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