こんにちは、Azです。
買った中小型株がまた下がってる。。。相場はいいのになんで?
もう損切りしかないのか><
中小型株投資をしていると、市場全体が良いのに下がる、市場が悪くても下がるという状況に陥ることがあると思います。
業績も良い、見通しも良い、成長しそうなビジネスを実施しているのになぜか下がります。
悪材料が漏れている?ということで損切りを検討するかも知れませんが、少し待ってください!
理由によっては助かる可能性もあります。
本日は私の経験談をもとに原因と対処方法の一例をご紹介します。
それでは、どうぞ!
中小型株が市況、業績関係なく売られる原因
情報漏れ(いわゆるインサイダー)
インサイダー取引って捕まるでしょ?
これはもっともですが、取引量が少ない中小型株の場合、「業績が良いかもよ、悪いかもよ」なんて情報を聞いた少人数が動いても株価に結構な影響を与えます。
残念ながら監視委員会が取り締まるころには手遅れって感じです。
まぁ捕まるリスクが非常に高いので、そんなことをする方は少ないとは思いますが、原因としてはないとは言い切れません。
仕手株の場合は売りから入ってくることは難易度が高いため、原因としては微妙です。
機関の売り仕掛け
機関の売り仕掛けが続いての理由です。こちらの方が情報漏れよりも可能性が高いです。
機関の売り仕掛けとは、ヘッジファンド等が対象銘柄に空売りを仕掛け、株価が下がったところで悠々と買い戻すやり口です。
中小型株の場合は流動性が低いため狙われてしまうと一巻の終わりです。個人投資家が買っていることも多く、対抗できる買い勢力が現れにくいのにも原因があります。
ちょっと待って?貸借銘柄(簡単にいうと空売り可能銘柄)でもないのに空売りなんでできないんじゃん。と言う方もおりますが、海外投資家や機関等は貸株という制度を活用し、空売りを仕掛けることが可能です。
貸株とは一般に株を持っている方に金利を払って株を借りる方法です。後でも触れますが、中小型株の貸株利率が高いのもそこにあります。
この貸株を利用した際には証券会社の貸借情報などには現れませんので警戒が必要ですが、結局どこがなにをしているかは把握できません。
通常の貸借銘柄の場合は下記に各銘柄の空売り状況がチェックできるので、空売りや信用取引なんて興味ないという方も確認してみてくださいね。
売り仕掛けされやすい中小型株の特徴
中小型株投資を続けてきた中でいくつか売り仕掛けされやすいポイントやタイミングがありますので、ご紹介します。
・1日の取引株式数量10万以下
・上場1~2年くらい
・IR等を頻繁に出していない
・年初来最安値または初値を割った
・周囲の地合が良い
大体上の6点です。
時価総額と取引量は中小型株なら大体当てはまる条件かと思います。
上場1~2年というのは機関のロックアップ(証券会社や大口投資家がIPO直後に売れない機関)をすぎた後、さらに半年くらい経過し目立たなくなった銘柄です。
目立ってしまうと便乗や対策をされてしまうため、狙われにくいです。
IRを出していいない企業も要注意です。急なIRで踏み上げられる可能性も低く、あまり株価対策をしているとは言い切れない?企業ですので狙われやすいです。
また年初来安値や初値を割った場合は個人投資家が投げやすい状況ですので、仕掛けが成功しやすいことからターゲットにされる可能性が高くなります。
最後の周囲の地合が良いというのは、1つの銘柄で負けても、他の勝っている銘柄で相殺売りしようという考えが浮かぶため売りが出やすいです。
中小型株への売り仕掛けを見分けるポイント
正確な売り仕掛けかどうか判別するすべはありませんが、私の投資経験の中からいくつかポイントをご紹介します。前提として決算やIRなどで悪材料が発生していない状況を想定しています。
市況とのギャップを確認する
売り仕掛けされた際は、基本的に仕掛け側の目標価格に到達するか、決められた利用資金に到達するまで一方的に売り注文が発生します。
そのため市場全体が上昇していようが、関連銘柄が上昇していようが関係ありません。3連続下落した後もお構いなく下げるなど、セオリー無視は当たり前です。
売り板の状況を確認する
中小型株が取引量が少ないため、普段は数百株単位で注文が入っていると思います。またそこまで目まぐるしく取引がなされる状況も少ないです。
一方で売り仕掛けがくる場合には、初動としては前場・後場開幕同時の大きな成行売りが発生します。その後一定値を下回る毎に綺麗に1000や2000といった売り板が登場します。
またある程度離れた売りと買い板に大きな注文が存在するケースがあります。その日の目標価格と思われる数値です。フル板で確認するとわかりやすいです。
それが数日間続いたあとにパタリと止まります。一応これで売り仕掛けは終了です。
1日では売られ過ぎないのもポイントかも知れません。目立たず、じりじりと下げてくるケースが多いです(といっても毎日2%くらいずつ落ちますけどね・・・)。
貸株利率で確認する
貸株利率は上記でも触れましたが、一般の株主から株を借りて空売りを仕掛ける方法です。
一般的に中小型株、とくにマザーズ等の銘柄は1%くらいなど、大型株に比べると数値が高いのが一般的です。ところが空売りが仕掛けられると利率が上昇するケースが多いです。中には10%に迫るものもあります。
そこまで急上昇するケースは希ですが、楽天証券など、来週・再来週の貸株利率を確認し、上昇をしていたら要注意です。
ただし、これは遅効性の確認指標なので、気づいたときには遅いケースもあります・・・。
中小型株への売り仕掛け対処方法
では私が実施してきた対処方法をお伝えします。
※繰り返しになりますが情報漏れ(悪材料漏れ)だったケースや、自身の購入時のプランが崩れた場合は以下の対処は通用しませんのでご了承下さい。
初動で気づいたら即撤退
板の状況などから怪しそうな動きを察知したら即撤退を推奨します。
利益が乗っていればOKですし、多少の損切りはやむを得ないでしょう。最悪情報漏れケースの時にも対処が可能になります。
あまりに早く見極めすぎると失敗しますが、リスクを取るよりは慎重くらいな方が生き残れます。
結構な下げ方をしますので、後で「あの時売っていれば~」と後悔しないようにして下さいね。後で買い戻しても十分間に合いますよ。
気づくのが遅くなったら我慢。落ち着いたら買い増しも検討
とはいえ、気がついたときには手遅れだったケースも多いかと思います。実際自分もそのケースが多いです。
その場合はしばらくは我慢です。自身の投資時の計画が崩れていないのであれば嵐が過ぎ去るまで気長に待ちましょう。
その際、下手な買い増しは避けて下さい。まだ下げる?ってところまで売り込まれます。実際に2020年2月22日時点で1銘柄やらかしています。
>>中小企業診断士兼投資家の投資日記(2020年2月22日)
二の轍を踏まないよう気をつけて下さい。
そして一旦下がるとすぐに回復するかというと、そうでもありません。しばらくは低空でヨコヨコを繰り返すと思いますので、その際に割安だと感じたら買い増ししましょう!(決して先走らないで下さいね)
良い企業であれば好業績とともに回復しますし、売りの買い戻し等もあれば上昇に拍車もかかり逆転劇が生まれます。
前提条件として、「余裕資金×現物取引」というのが大事ですね!
まとめ
もし自身の持っている株が条件に当てはまり、見分けるポイントに該当する場合は、慌てずに対象方法などを参考に対応してみて下さい。
自身もとある2銘柄で捕まり、それだけで▲250万くらいをくらっていた時期があります。ただ急回復後に+100万くらいまで戻しました。
すべての銘柄がそうとは言えませんが、自分自身がしっかりと分析し信じられると思った銘柄で、今もその時のプランのまま頑張り続けている銘柄は逆転のチャンスはあります。
まだ売り仕掛けを受けたことがないという方も、該当銘柄を所有している場合は警戒しておいて下さいね!
みなまさの投資ライフが良いものになることを祈っています^^
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年2月22日(日) 勉強開始から「77日目」
・勉強時間:5.0H(通勤時間勉強:なし)
・トータル:332.5H
・勉強内容:経済学・経済政策1章読込+学習マップ(1章)作成
(いずれもTAC問題集)
1次試験、2次試験関連の記事はこちら
>>中小企業診断士 1次試験の攻略法 独学者様に向けて
>>中小企業診断士 2次試験の攻略法 独学者様に向けて
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