【2024年9月23日更新】
中小企業診断士実務補習の2回目編の続きを早くお願いします!
なにやらひどい目に遭ったとか・・・?
中小企業診断士の実務補習について、2回目の体験記事を本ブログで紹介しました※。
本記事はその後編になります。前回は事前準備から2日目までをお伝えしたので、合間の準備期間から最終日の報告会までの様子をお伝えしたいと思います!
最終日には何でこんな目にという事件も発生するのでお楽しみに(笑)
それでは、どうぞ!
※前編をまだ読んでないという方は、ぜひ下記もお読みいただけると幸いです!
実務補習の基本情報(今回のご紹介概要)
今回お伝えする中小企業診断士実務補習の基本情報は以下になります。
- 実施時期 :2016年(平成28年)9月
- チーム人数:5人(メール受領時は6人)
- 自分の担当:人事(人材定着)
- 診断先企業:サービス業(介護関連)
※初回の実務補習は2016年(平成28年)7月
実務補習1日目のヒアリングでは、想像以上の優良経営&やり手社長であったため、逆に苦戦を強いられている状況です。
中小企業診断士実務補習の体験談(2回目編)
実務補習:準備期間(事例を調査しまくった執筆期間)
中小企業診断士実務補習2日目と3日目の間にある準備期間、早速日曜日の朝6時に起床して報告書執筆作業を開始しました。といっても闇雲に執筆を開始したわけではありません。
まず全社戦略で検討したSWOTとクロスSWOTの内容を、自分自身の担当である「人材定着」に具体的に落とし込み、問題点を明確化しました。
抽出した問題点から課題を設定し、それぞれに施策案を検討していきました。当たり前かと思いますが、これをしっかりやっておかないと対象企業に寄り添った提案ができなくなります。中小企業診断士試験の2次試験と同じですね!
提案する施策は、優良企業に見合った&社長が今までやってこなかった施策、あるいはこれまで挑戦したものの失敗した施策を見直したものである必要があり、ハードルが上がっています。
ただし基礎を押さえずに、突拍子も無いことを提案しても説得力に欠けることから、改めてTACスピードテキストにて人事施策を振り返りました。合格後しばらく経過したからといってテキストは捨てないでくださいね! また2年くらい経過してしまっている方は、最新版のポケットブックを買うのもおすすめです。
具体的な施策の検討ですが、説得力を持たせるためにも日本科学技術連盟が実施している「企業の品質経営度調査」で表彰された中小企業の事例や、中小企業診断白書の事例などから有効活用・応用できそうな施策を探しました。
企業の品質経営度調査(日本科学技術連盟)
中小企業診断白書(中小企業庁)
また同じように「人材定着」に課題を抱えている医療業界や飲食業界などからも何か応用できる施策がないか探しました。
この方法は「人材定着」パートだけでなく、営業・販売や情報システム、財務等にも活用できますので、ネタに困ったら参考にしてみてください。そのためにも「問題、課題、解決策」という当たり前の検討ステップは疎かにしないでくださいね!
結果、制度面やモチベーションアップの施策など5つの施策を提案することにしました。一部の内容は人材採用とも絡むため、人材採用担当メンバーとは情報交換を密に執筆を進めていました。
そんなこんなで仮提出日であった翌週の金曜日にも間に合い、土曜日は少しゆっくりしながらも、追加調査や修正を行っていました。
実務補習:3日目(報告書修正作業)
実務補習3日目の午前中は金曜日に提出した報告書について、指導員からのフィードバックとメンバー間の意見交換を実施しました。
指導員からは、もう少し企業に寄り添った、実際にできそうな案を提案してして欲しいとの指導を受けました。課題から十分に検討できたと思っていましたが、まだまだ甘かったようです。改めて経営コンサルの難しさと責任を痛感しました。
午後は早々に個別作業に移行。追加執筆作業に専念しました。
実務補習:4日目(各担当の報告書仕上げとこなれた統合作業)
実務補習4日目の午前中は、各メンバー最終版の報告書を持ち寄り、読み合わせを行いました。大きな追加修正もなく、全員10時頃には執筆作業が完了しました。
午後にかけては、自分は得意のワード統合作業を、他のメンバーは本編以外の「診断先概要」の作成を行っていました。
※診断先概要は診断士協会に報告書を提出した際に、入念なチェックが実施されます。というより診断士協会用の作成物みたいなものなので、ミスは許されません・・・。再提出にならないためにもしっかり作成しましょう。
今回は全員経験者だけあってスムーズに作業が進み、15時には完了しました。そのまま報告書を印刷するためにキンコーズに向かいました。混雑も無く綺麗に仕上がりましたが、協会から支給される5000円を突破し、自腹発生・・・。まぁ良いんですけどね。。。
17時には報告書も無事できあがりました。企業の都合で報告会は翌日17時からとなったため、発表練習は各自翌日の午前中に実施することとし、4日目はそこで解散しました。
対象企業が優良企業であるが故に報告書作成には相当苦労しましたが、なんとか形になり充足感に満たされていました。このときまでは・・・。
実務補習:5日目(まさかの天罰!?緊張感Maxの報告会)
実務補習四日目の夜、さすがに疲れもあったのか、ソファーでごろごろしている間に寝てしまいました。異変が起きたのは最終日午前2時ごろです。。。
背中に鈍痛を感じ、少し吐き気もありました。風邪でも引いたか?と思い、改めてベットで寝ることにしましたが吐き気が収まらず、そして背中の痛みも徐々にひどくなってきました。
午前3時頃、いよいよ限界を迎えトイレにこもっていたのですが、背中を刺されたんじゃないかという激痛と、脂汗が止まらなくなりました・・・。そして生まれて初めての救急車に。。。
結局のところ「尿管結石」です。
病院には午前3時半頃に運ばれたのですが、レントゲン技師がいなかったため痛み止めを飲み、ただただ病院のベットで耐えていました。気持ち悪さは残りましたが、水分を摂取しながら耐えていると午前6時頃には普通に尿も出るようになり、気持ち悪さも落ち着いてきました。
病院からはそのまま帰されました。痛み止めがあるとはいえ、いつまたあの痛みがくるかと怯えながらも、夜17時の報告会はなんとかなりそうと希望もわいてきました。
結局その後は何も無く、報告会本番のため最寄りの駅に集まりました。
夜17時からの報告会のため、3回目の方は修了式をすでに終えているというイレギュラーな状態での報告会です。変な心配を掛けるわけにも行かないので、痛み止めを袖に隠し、結石のことは黙って報告会に臨みました。
報告会では案の定、半分くらいの提案施策が「うーん」といった感じでしたが、いくつかの施策は社長も取り入れるとおっしゃっていただきました。やはり優良企業への提案は難しいなと感じつつも、終わった喜びが徐々に訪れました。
その後、懇親会の場で「尿路結石」の事を暴露。指導員からも7年くらいやってるけど初めてだよと言われました。そりゃそうですよね・・・。
あとから状況を振り返ってみると、
- 作業に集中していたため水分摂取量が少なく、トイレに行く回数も少なかった
- まだ残暑の厳しい9月中旬であり自然と汗などで水分が少ない状態であった
- 普段の仕事に加えて報告書を作成するなどストレスや疲れもあった
といった感じで、条件が見事に重なった結果、尿管結石という結末となったようです。
こんな感じで、「実務補習の最終日に尿管結石になった男」という不名誉な称号を獲得してしまいました。。。
まとめ(実務補習全体を振り返って)
前編・後編と2回にわたり中小企業診断士実務補習2回目の体験記を書いてきましたが、いかがでしょうか。
こんな経験をすることは希ですが、何が起こるかわからないのが実務補習です。病気になる可能性も0ではないため、本当に体調には気をつけてくださいね! そして水分もこまめに補給してください・・・。
まじめな振り返りとしては、やはり対象企業によって実務補習の難易度が変わってくることでしょうか。
「優良企業であるケース」、「指導員の方も初めて行く企業(アウェイ)」、「逆に何回も実務補習を受けていて、常にプラスαを求められる企業」など、様々なケースがあります。
セオリー通りには行かないため、2回目・3回目だからといって油断しすぎないように注意してくださいね。
皆さまが不名誉な称号を得ること無く、実務補習を成功できるようお祈り申し上げます。
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年2月3日(火) 勉強開始から「58日目」
・勉強時間:5.0H
・トータル:256.5H
・勉強内容:運営管理、問題集150問目+財務、会計、問題集65
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