【2024年9月19日更新】
中小企業診断士実務補習の初回編の続きを早くお願いします!
中小企業診断士の実務補習について、初回の体験記事を本ブログで紹介しました※。
本記事はその後編になります。前回は事前準備から2日目までをお伝えしたので、合間の準備期間から最終日の報告会までの様子をお伝えしたいと思います!
それでは、どうぞ!
※前編をまだ読んでないという方は、ぜひ下記もお読みいただけると幸いです!
実務補習の基本情報(今回のご紹介概要)
今回お伝えする中小企業診断士実務補習の基本情報は以下になります。
- 実施時期 :2016年(平成28年)7月
- チーム人数:5人
- 自分の担当:経営(リーダー兼任)
- 診断先企業:製造系
中小企業診断士実務補習の体験談(初回編)
実務補習:準備期間(雲行きの怪しくなってきた合間期間)
中小企業診断士実務補習2日目と3日目の間にある準備期間では、なるべく会社での残業を回避しつつ報告書の執筆作業を行いました。足りないデータなどは図書館で追加調査するなど、準備を進めていきました。
正直な所、「経営」担当は2日目までに全員で議論した内容をまとめていくことが主であり、執筆作業は比較的順調に進みました。
異変が起きたのは中間レビューのために設けていた、木曜日(2日目から4日経過)の仮提出日のことでした。
その日、各担当から予定通り報告書が提出され、お互いにレビューを行っていました。指導員からもコメントをいただきながら修正も着々と進めていました。一人を除いて・・・。
リーダーでもある自分から未提出者にメールで確認したものの音信不通。指導員の方にも相談しましたが、結局その方から事前提出はなく、3日目(日曜日)となりました。途中で実務補習に来なくなる人もいると先輩診断士のブログにも書かれていたため、メンバー離脱も覚悟しました・・・。
実務補習:3日目(トラブル発生とリカバリング)
実務補習の3日目は2日目同様、指導員の事務所に集まりました。
すると、もう来ないのではないかと思っていた報告書未提出者も無事来てくれました。事情を聞くと、仕事が忙しく報告書は書けていないとのことでした。
「よくこんな態度で実務補習に参加できるな。中小企業診断士として失格なんじゃないか」と思ったのを覚えています。
※最終日の飲み会で腹を割って話し、和解していますのでご安心を! リーダーとしての未熟さもあったと自身も反省しました。。。
その方のみ3日目は執筆作業、他のメンバーで中間報告からの修正点の確認や、全体の方向性との最終確認を行っていきました。確認を終えたメンバーから順次修正作業に進み、個別作業が中心となりました。
自分の担当パートはあまり修正がなかったため、本編以外の「診断先概要」の作成に取りかかっていました(報告書提出時に診断士協会にチェックされるものです)。
実務補習:4日目(各担当の報告書仕上げと地獄の統合作業)
トラブルはありつつも、実務補習の4日目となりました。
午前中は、各担当の最終修正版を確認し、微修正作業を行いました。報告書未提出だった方は、まだ執筆中ではありましたが、なんとか形になりつつありゴールも見えてきました。
午後は各担当パートの報告書を統合する作業に移りました。ここで最後の敵である「Wordの余計な機能」との戦いに移りました。
現在でこそWordのバージョンが整ってきていますが、当時はまだ2007年版、2015年版、2016年版とメンバーでバージョンが異なっていました。
予め「タキプロ」のセミナーでいただいた報告書ひな形を活用していたのですが、統合時には目次が乱れる、ページ数がおかしくなる、変な段落設定になるなど、散々な目に遭いました・・・。
みなさまは、このあたりの準備はぜひ入念に! 今はBox等利用すれば同時編集もできるようなので、工夫してみてください。結局、自分たちはテキスト貼り付けなおしながら地道に統合していきました。
そんなこんなで、17時あたりになっていました。ここからは報告書の印刷作業です。キンコーズなどで印刷することが一般的ですが、初回の実務補習ではラッキーなことに指導員の事務所の印刷機を利用させていただけました。
冗談だと思うかも知れませんが、キンコーズに中小企業診断士が集結し順番待ちになる事件も発生する可能性がありますのでご注意を!
また 本編以外の「診断先概要」 が正しく印刷されないことがあると最悪最終日に再印刷などもあり得ますので気をつけてください。
※診断先概要は診断士協会に報告書を提出した際に、入念なチェックが実施されます。というより診断士協会用の作成物みたいなものなので、ミスは許されません・・・。
無事、報告書が完成したのは19時頃でした。その日はそのまま解散し、報告書の発表練習は各自で実施することとなりました。
実務補習:5日目(ドキドキの報告会)
実務補習の最終日、色々途中トラブルは起こったものの、報告会を残すのみとなりました。
我々のチームは午前中に報告会がありました(3回中1回は夜から報告なんてところもありました)。
緊張しつつも自分の担当パートである全社戦略部分を説明し、さっさと具体的提案部分である各担当パートに引き継ぎました。
報告会は社長さん、専務さんの2人が参加しました。こちらの提案に頷きながら、途中質問もしてくれるなど、真剣に聞いてくれました。
自分たちの考えてきた報告を真摯に聞いて頂けることは、診断士冥利に尽きるといいますか、非常に幸せな経験でした。「すぐに実行する」という社長さんからのお言葉もいただき、報告会は無事終了しました。
※この経験のおかげで自分の中での中小企業診断士の位置づけが変わりました。詳しくは以下の記事で。
中途半端な時間であったため昼食は後回しに、報告書提出のために中小企業診断士会館に向かいました。協会への報告書提出時は緊張したものの、無事「診断先概要」のチェックも通過し、修了証をいただくことができました。
ここで3回目の実務補習の方は、修了式参加のために残ることになります。これまでの修了証と住民票が必要なので忘れずに!
※ご参考(最終日の注意点)
我々のチームは3回目の方はいなかったため、そのまま反省会&打ち上げに突入しました。最高においしいお酒を飲むことができました! (未提出さんとの和解もできましたしね^^;)
まとめ(実務補習全体を振り返って)
2回にわたり中小企業診断士実務補習の初回体験記を書いてきましたが、いかがでしょうか。これから初めて実務補習を受けるという方の不安解消につながったのであれば幸いです。
色々細かいことも書いてきましたが、ポイントとしては以下かと思っています。
- 事前準備は怠らない
- 初めてでも経営(リーダー)を積極的にやってみる
- スケジュールは厳守。報告書はお客様(診断先企業)への納品物!
- ハプニングも楽しむ
実務補習は診断士になってしまえば経験することはもうありません(再取得になってしまった方除く・・・)。また独学者に取っては初めての本格的なチーム活動です。
実務補習の期間中は本当に疲れますが、完了後の充実感は半端ないです!
ぜひこれからの方は楽しみにしていてくださいね。
今回は初回の実務補習体験談をお伝えしましたが、2回目、3回目も中々な珍ハプニング(個人的なもの)がありましたので合わせてご覧いただけると幸いです。
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年1月14日(水) 勉強開始から「38日目」
・勉強時間:4.5H
・トータル:169.0H
・勉強内容:企業経営論問題集69~120問、財務・会計問題集23~65問
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