【2025年1月29日更新】

中小企業診断士実務補習の流れや注意点はわかったけど、もっと生々しい実体験が知りたいな!
中小企業診断士の実務補習について、本ブログにて事前準備や概要をお伝えする記事を公開しました※。
ただ実際には色々なハプニング等が発生するのが実務補習です(それが醍醐味でもありますが)。
そこで本記事では中小企業診断士の実務補習の体験談をご紹介します。今回は初めて私が参加した実務補習について事前準備から前半の2日目までの様子をご紹介します。
それでは、どうぞ!
※ご参考:実務補習の事前準備と全体の流れ
実務補習の基本情報(今回のご紹介概要)
今回お伝えする中小企業診断士の実務補習の基本情報は以下になります。
- 実施時期 :2016年(平成28年)7月
- チーム人数:5人
- 自分の担当:経営(リーダー兼任)
- 診断先企業:製造系
中小企業診断士実務補習の体験談(初回編)

実務補習前日までの準備期間
指導員のメール受領前
実務補習開始前、まだ概要メールも受け取っていない段階で実施していたことは以下の3つです。
- 実務補習セミナー参加
- 送付テキストの読み込み
- 先輩中小企業診断士のブログ読みあさり
まず実務補習セミナー参加についてですが、「独学」を掲げて突き進んできた自分も、大変という噂の実務補習にビビってしまい、無料の実務補習セミナーにお世話になりました。
具体的にお世話になったのは「タキプロ」の実務補習セミナーです。
セミナーに参加することで、実務補習の流れを大まかに理解できました。そして一番大きかったのが「報告書フォーマット」と「事前質問ひな形」をいただけたことです。この報告書フォーマットが4日目の運命を変えたと言っても過言ではありません・・・。
続いてが中小企業診断士協会から送付されてくるテキストの読み込みです。
コンサル流れや心構え、診断で使える知識・手法がまとまっています。1冊しかもらえないので実務補習5日コースの方はご注意ください。
これに加えて自分は以下の本も参考に活用しました。
これまでに学んできた中小企業診断士1次試験の知識等が、実際のコンサルの流れに沿ってまとまっており、非常に参考になりました。
またこの期間では先輩診断士ブログの読みあさりも行っていました。自分自身の知識が足りているのか、実務補習で足を引っ張らないか心配でしが、独学を貫いてきた自分は相談相手もいないので、ブログの体験記をずっと読んでいた感じです。まぁ本番がはじまったらそんな心配は不要だったんですけどね笑。
指導員メール受領後
実務補習の担当指導員からメール受領後は「企業分析」と「業種・業界分析」を実施しました。
具体的には指導員が企業の基礎情報や3期分の財務諸表を事前共有してくれたため、それをもとに企業分析と質問を検討していました。
また業種・業界分析も平行して行いました。こちらは下記の記事で紹介した「業種別審査事典」 を活用しました。後に実施するであろう、「SWOT分析」や「5フォース分析」を念頭に、対象企業の業種に加え、サプライチェーンに連なる業種や周辺業種も調査しました。
地元の図書館の事典が古かったため、会社近くの図書館を活用しました。分厚い本を3,4冊抱えてコピー機に並ぶ自分はどう思われていたのだろうか・・・笑
また、この実務補習1回だけでしたが、指導員から事前に希望役割のアンケートがありました。
担当はオーソドックスに「経営」「販売・営業」「人事」「生産・製造」「財務」の5つでした。本業が品質保証なので「生産・製造」>「人事」>「経営」の順で3つ解答しました。
結果・・・「経営」担当となり、実務補習初めてながらリーダーも努めることになりました。他のメンバーには実務補習経験者もいたのに、まさか自分がリーダーをやるとは思いませんでした。ここら辺で心配MAX状態です・・・。
今思うと「経営」は全体の舵取りがメインとなり、非常にやりがいがあって楽しいです!
また他の担当分野とは異なり、そこまで深い専門知識は必要ありません。中小企業診断士試験を突破しただけでは、さすがに「財務」などは本業(銀行員や会計監査法人)の方に比べる太刀打ちできませんしね。
そんなこんなで心配を抱えながら初日を迎えました・・・。
実務補習:1日目(ドキドキの社長インタビュー)
実務補習1日目:午前
実務補習の初日は銀座の中小企業診断士会館に集合でした。初回のため30分ほど講習を受け、メンバーと合流しました。
自分が最年少(27歳)で、30代1名、40代2名、50代1名の構成でした。実務補習経験も初回は自分を含め2人、後は2回目の方でした。なお実務補習経験者がいるのは5日コースだけのメリットともいえます。
簡単に自己紹介をしつつ、午後からの社長インタビューに向けて質問を検討していきました。
※基本的にはここで担当分野を決めることが一般的です。自分も2回目、3回目はこのときに決まりました。
正直なところ事前に役割分担を決まっていたおかげで質問も検討しやすかったです。役割が決まらないと全分野の質問を事前に検討していくことになりましすしね^^;
なお、 「業種別審査事典」 を調査していたのは自分だけでした。皆さんに感謝されるなど、初日からお役に立つことができました!
実務補習1日目:午後
お昼を取りつつ、診断先企業へ移動しました。指導員のコンサル先のため、応募地域近郊の企業となることが一般的です。チームメンバーや指導員の方と雑談しながら到着。ここで緊張MAXです・・・。
インタビューが始まりましたが、社長さんがとても気さくな方で時折笑い話も交えながら、質問に丁寧に回答いただきました。
基本的にここでのインタビュー結果から報告書をまとめることになります。「まぁいいか」ではなく、疑問点はしっかり聞きましょう。
※どうしても必要な場合はメール等で質問もしますが、社長さんの負担になるので基本はしません。
初日はそのままメンバーで懇親会を実施しました。ただ翌日に影響しますので早めの解散です。心配性な自分は質問の内容をまとめつつ、簡単にSWOTに落とし込んでいました。経営担当者はこれをやっておくと2日目でヒーローになれますよ!
実務補習:2日目(全社戦略の検討)
実務補習の2日目は、指導員の事務所で質問の整理と全社戦略の検討を行いました。なお指導員の方によっては事務所ではなく区や市の会議スペースを活用することもあります。
実務補習2日目:午前
実務補習2日目の午前は質問内容の整理とSWOTの検討を実施しました。初日に自分がたたき台を作っていたおかげで比較的スムーズに進みました。
その後はコンサルのフレームワーク(凝ったことはせず、基本に忠実)に沿ってクロスSWOTを作りながら検討進めていきました。
実務補習2日目:午後
午後も引き続き全社戦略の検討を行いました。その後、報告書全体のテーマを決めつつ、各担当の個別分野の方向性までを決めました(例:人事戦略は全社戦略に従って○○や××を提案する・・・など)。
提案内容の具体化は、各自が合間の準備期間で実施します。そのため方向性検討をやっていないと3日目に全社戦略と個別戦略がかみ合わないなどひどい目に遭います・・・。これは自身が経営担当でなくても提案するなどし、2日目に必ず実施しましょう!
正直なところ「経営」の担当になった方は、この後はプロマネに比重が移ります。報告書ネタはほとんど現時点で検討が完了しているので、あとは不足部分のデータ調査で補い、報告書を完成させることができます。
これは「経営」担当のメリットでもあるので、初めてでもぜひチャレンジしてみてくださいね!
まとめ
本記事では、中小企業診断士実務補習の初回2日目までの体験談をお伝えしました。
しっかりとした事前準備が実務補習の助けになると思います。またインタビューはもちろんですが、2日目の全社戦略と個別戦略の方向性を一致させることが重要です。
後編では、合間の準備期間から5日目(最終日)の報告会までをお伝えします。私の体験談上、最大の山場を迎えたところもありますので、ぜひお読みいただければ幸いです。
それでは、また!
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おまけ(学習記録)
記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。
・日時 :2015年1月14日(水) 勉強開始から「37日目」
・勉強時間:4.5H
・トータル:169.0H
・勉強内容:企業経営論問題集69~120問、財務・会計問題集23~65問
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