中小企業診断士が情報処理技術者試験を受けるなら!

中小企業診断士が情報処理技術者試験を受けるなら! 全般情報
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【2024年12月1日更新】

中小企業診断士で培った知識や試験勉強方法などを応用可能な資格などはありますか?

中小企業診断士の試験では1次試験で幅広い知識を、2次試験では診断シミュレーションとして状況把握や提案力などの応用力が試されます。

今回は中小企業診断士試験で手に入れた知識や技術を活用可能な試験であり、比較的気軽に自身のスキルアップにつながる「情報処理技術者試験」についてご紹介していきたいと思います!

それでは、どうぞ!

診断士との相性が良い?情報処理技術者試験とは

診断士との相性が良い?情報処理技術者試験とは

情報処理技術者試験とは(概要)

情報処理技術者試験は有名どころの試験なのでご存じの方も多いかと思いますが、IPA様のページより概要を確認すると以下の通りです。

情報処理技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。

情報システムを構築・運用する「技術者」から情報システムを利用する「エンドユーザ(利用者)」まで、ITに関係するすべての人に活用いただける試験として実施しています。特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。

IPA 情報処理技術者試験ページ、試験概要より(2024年12月1日)

中小企業診断士として企業支援をするにあたり、IT戦略検討や導入支援も必要とされるため中小企業診断士の方でも情報処理技術者試験の資格をお持ちの方も多いです。

種類はいくつかありますが(後述)、該当資格を予め取得しておくことで中小企業診断士1次試験の経営情報システムを免除する事も可能です。詳しくは中小企業診断士1次試験の案内をご確認ください!

【令和5年度1次試験試験案内】※中段の試験案内より

https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html

情報処理技術者試験の区分(種類)

情報処理技術者試験は2024年3月時点では、全部で13種類あります。

【情報処理技術者試験の区分】

IPA 情報処理技術者試験ページ、試験区部一覧

出典:IPA 情報処理技術者試験ページ、試験区部一覧(2024年3月7日)

13種類もありますが概ね以下の感じです。

・レベル1:ITパスポート
・レベル2:基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験
・レベル3:応用情報技術者試験
・レベル4:ITストラテジスト~情報処理安全確保支援士までの9種

レベル4になると高度な知識や論文試験などもあり、中々歯ごたえのある試験です・・・。

中小企業診断士が情報処理技術者試験を受けるなら?

中小企業診断士が情報処理技術者試験を受けるなら?

私の受験した情報処理技術者試験区分とその理由

私は現在までに、「情報セキュリティマネジメント試験」「ITストラテジスト」の2つを取得しています。

情報処理技術者試験は、中小企業診断士を受ける前にも名前だけは聞いていました。ですが、SE経験などもない私には無縁の試験だと思い敬遠していました。ただ中小企業診断士中間でも取得している方が多く、また診断先からもIT支援に関する相談も寄せられておりました。

これからプログラミングの知識や専門知識を得るのは厳しい&正直私に向いていない(相性の問題です)ので、中小企業診断士の知識を活用しつつ、私のような知識状況でも合格が可能と思われる2つの試験を受験しようという形になりました。

中小企業診断士と相性の良い情報処理技術者試験(独断と偏見)

では中小企業診断士、特にITの知識はそこまでないよ、、、プログラミングの知識なんてないよ、、、という方にもおすすめな情報処理術者試験の区分をご紹介します。

1.ITパスポート試験(IP)

こちらの試験は情報処理の基礎の基礎が問われる試験であり、試験回数も多いのが特徴です(その他の試験は半年に1度または年1回が基本です)。

現在では、高校生や大学生、文系の方含めた新入社員全員に受験させるなどといった会社も多い試験です。その意味ではわざわざ時間を割いて受験する必要もないかも知れませんね。

2.情報セキュリティマネジメント試験(SG)

区分的には基本情報処理試験とならび、基礎となる試験です。こちらはどちらかというとシステム構築者ではなく利用者視点での情報セキュリティ知識が問われる試験です。

現在、中小企業であってもIT化が進んでおり、それに伴い情報セキュリティに対する対策が必要不可欠となってきています。また昨今サプライチェーンのセキュリティ対策も叫ばれており、納入メーカーなどからセキュリティ対策を要求されるケースなども多いことから、中小企業診断士としても持っておくと便利な知識になります。

一方で、具体的な構築などへの言及はより上位レベルの試験でカバーされているため、提案する際の基礎知識だと考えていただければと思います。

3.ITストラテジスト(ST)

こちらは上位試験であり、中身としては経営戦略をITを用いて実現させるための戦略を検討する最上流工程を対象とした試験になります。

まさに中小企業診断士として求められる部分と合致するものがありますね。正直具体的なシステム導入などの知識となると他の試験区分の知識が必要となってきます。ただ中小企業診断士の役割として、実際の技術者・有識者と経営者をつなげるためには十分な知識を獲得できる試験です。

これまでは試験日が中小企業診断士2次試験と被ることが多かったのですが、2021年4月より春試験の区分となったため、被ることがなくなりました。同時並行で勉強される方は少ないかも知れませんが、少し安心ですね!

逆に春試験が秋試験になっている場合もあるのでご注意ください(プロマネ、システム監査などが比較的診断士受験者には影響ありそうですね)。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/seido_gaiyo.html

ただレベル3の応用情報処理試験の一部や、論文試験がありますので中々に歯ごたえがある試験です。こちらも中小企業診断士試験と同様に勉強法など公開できればと思います!

ITストラテジストの各試験パートについて以下の記事で解説していますので参考にしていただければ幸いです!

すこし知識が必要となりますが、「システム監査技術者試験」も相性が良い試験です。ITストラテジストの立てた戦略が正しく実行されているかを監査する位置づけといった感じです。時間があれば勉強して取得したいかなと思っています!

番外編:基本情報処理試験、応用情報処理試験をすっ飛ばした理由

試験区分のご紹介で記載しましたとおり、セオリー通りならレベル1から順にスキルアップを図る必要があるかと思います。その中でも代表的な基本情報処理、応用情報処理を私は受けてません。。。

理由は単純で「合格できないから」です。正直レベル4のITストラテジストよりもプログラミングの知識を含めIT知識、SE知識が求められるこの2つの試験は私には難しいと考えております・・・。

逆にこの知識がある方は合格が狙えますし、そもそもいきなりレベル4のその他の試験にチャレンジするもの良いかもしれませんね!

まとめ

本記事では、中小企業診断士とも相性が良い試験として情報処理技術者試験についてご紹介しました。

その中でもITの知識に少し不安を感じている方でも、今回ご紹介した「情報セキュリティマネジメント試験」、「ITストラテジスト試験」は比較的合格が容易であると思います。

情報セキュリティマネジメント試験に関してはそこまで難しい試験ではないため省略しますが、ITストラテジスト試験については勉強法などの記事も公開できればと思います!

ぜひ、ご興味ある方は挑戦してみてくださいね!

それでは、また!

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おまけ(学習記録)

記事のおまけとして、記事投稿日の当時の学習記録を記していきます。
受験生の道しるべになれば幸いです。

・日時  :2015年9月24日(木)  勉強開始から「291日目」
・勉強時間:4.5H
・トータル:1385.5H
・勉強内容:事例1 人事・組織 平成26、21年度

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